エンジンガード再度装着

前回の記事の予告通り、エンジンガードのボルト(ハンガーボルト)を黒にして、キャップボルトカラーという飾りを付けてみました。

↓コチラは、エンジンガード付属のボルトを使って装着したもの。
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シルバーのボルトは他にもたくさん使われていますので、これでも特に格好悪いわけではありません。
そもそも、ノーマルのハンガーボルトもシルバーですし。
ただ、せっかくなので、ひと手間加えてみようかなと。

早速、塗装です。
エンジンガードとフレームの間に入れるスペーサーも外からまる見えなので、ここだけシルバーだと変かも‥ということで塗装しました。
今回、塗装したのはこのスペーサーだけです。
で、まずはプライマー&サーフェイサー
割りばしの所々に両面テープを巻いておいて、スペーサーをペタッと固定しています^^
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次に黒で塗装。
外から丸見えとはいえ、注目されるような場所でもないので、多少タレても構いません。
気になるようなら、取り付ける際に、クルッと回して見えない角度にしてしまえば良いのです^^
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今回用意したモノ。
・塗装したスペーサー
・黒いM8キャップボルト(六角穴付きボルト、強度区分12.9、長さ45mm)
・Daytonaのキャップボルトカラー(オレンジ)
これでエンジンガードを取り付けていきます。
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※以下は私が実際に行った作業ですが、これが正しい方法なのかは分かりません。
※同じように作業される方は自己責任でお願いします。

まず最初に上の2本のボルトを外します。
外した2ヶ所にスペーサーを入れてからエンジンガードを当てて、一番上のボルトだけ入れておきます。
このボルトは、まだきつく締める必要はありませんし、ネジロック剤も塗布しません。
他のボルトを外す間、エンジンを吊っておくために入れておくだけです。
次に下の2本のボルトを外します。
こうすれば、必ずどこかのボルトが入っている状態になるので、エンジンがグラっとなったり、反対側のハンガーに変な方向の力が掛からなくて良いのでは?と思っています。イメージ 5

現状で3カ所ボルトが抜けている状態です。
下から順番にボルトを入れていきます。
まず、ボルトにキャップボルトカラーを通しておきましょう。
ネジロック剤を垂らしてからカラーを通すと、カラーに付着して汚れてしまいます。
ネジロック剤は数滴垂らせば良いようですが、ノーマルのハンガーボルトを見ると、けっこうベッタリと塗られているようです。
あまりベッタリと塗って、後で全く回せなくなるのも怖いので、画像のような感じにチョンチョンと塗る程度にしてみました。
これでしばらく様子を見て、もし緩むようなら一度ボルトを抜き、もっと多く塗ることにします。
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ネジロック剤は10分程度で硬化が始まるようなので、それほど急いで作業する必要はありません。
下から順番にボルトを入れていき(スペーサーを忘れずに)、六角レンチで“軽く”締めておきます。
最後に、一番上のボルトをいったん抜いて、ネジロック剤を塗布してから再度入れておきます。
仕上げは、トルクレンチを使っての締め込み。
ネジを壊すと大変なことになりますから、馬鹿力で締め込むのは絶対にダメです。
特に、ネジロックが効いた状態のノーマルボルトを外した人は、かなりの力が必要だったはずですが、締め込むときに同じような力で締めてはいけません。
ネジロックによる「固着」と、締め付けトルクは別物です^^;
逆に、トルク不足も禁物です。
熱、振動、力が加わる部分なので、緩みやすいところですから。
結局のところ、ネジロック剤を塗布して、トルクレンチを使って既定のトルクで締め付けるのが一番なわけです。イメージ 7

ヘプコ&ベッカーのエンジンガード取り付けマニュアルには、締め付けトルクの指示があります。
使用するボルトの強度区分と、締め付ける相手の素材(鉄orアルミ)によって、きちんと区分されて書いてあるのが非常に素晴らしいです。
今回、使用するボルトの強度区分は「12.9」です。
そして、締め付ける相手の素材はエンジンブロックなのでアルミですね。
推奨される締め付けトルクは、「〇〇~〇〇N・m」というように、ある程度の幅を持たせて表記されているので、その範囲内で考えましょう。
とりあえず、上限値の8割ほどの数値にしました。(根拠なしですがw)
ちなみに、一番上のボルトについてはエンジンガードが邪魔でトルクレンチが入りませんでした。
ここは他のボルトを締めた時の力加減を覚えておいて、六角のソケットレンチで締め付け。
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↑取り付け部のアップ。
エンジンガードとフレームの間のスペーサーも黒く塗装したので目立ちませんが、ここがシルバーだと目立ちます。


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最後に、ガード付属のボルトで組んだ場合(右)と、黒ボルト&黒スペーサー&ボルトカラー使用の場合(左)の比較画像を載せておきます。
画像の色合いの違いもありますが、左の方が、より引き締まった印象ではないでしょうか。

狙い通り、いや狙った以上の仕上がりになったので大満足です^^